2013年3月10日日曜日

Dr.半田晴久が薬物依存症の症状について紹介します

半田晴久の各種精神疾患に関する診断
Dr.半田晴久が薬物依存症の症状について紹介します

Dr.半田晴久です。

今回は、薬物依存症の症状についてDr.半田晴久が紹介します。

薬物依存症では、使用する薬物によって症状が異なります。

ここでは2つに分け、有機溶剤と覚せい剤の症状をみてみます。

有機溶剤、有機溶剤は、吸引で使用されます。

吸引直後は頭がぼんやりし、幸福感や体が浮いているような浮遊感をもたらし、周囲の状況を誤認して、暴力をふるうこともあり、犯罪につながることもあります。

症状としては、足がふらつき、ろれつが回らなくなります。

脳の萎縮、手足の知覚障害、肝臓や腎臓などの内臓障害、視力の低下、体重減少などが現れます。

また吸引することで、空腹感や口の渇き感まで麻痺するため、急性の脱水症状や、栄養失調になることもあります。

また、覚せい剤よりも少ないとはいわれますが、手の震え、不眠、悪夢、吐き気、錯覚、幻覚、妄想などが現れます。

覚せい剤

吸引や注射、内服などで使うことにより、初期は幸福感や陶酔感、疲労感の軽減、食欲不振、刺激に過敏などの症状が現れます。

続けるうちに、不安や恐怖感、同じ動作を繰り返す、意味不明の言葉を話す、突然、周囲の物をなげたり、叩いたり、人に暴力を振るうようになります。

睡眠時間が少なくても眠くなりませんが、薬が切れた時の疲労感はその分強く現れます。

身体的症状としては、顔色が悪くなり、呼吸、脈拍は速くなり、血圧が上がります。

寒気、吐き気、嘔吐、食欲不振などが現れます、大量を注射すると急性中毒症が現れ、呼吸抑制、全身のけいれん。

昏睡状態から死に至ることもあります。

また、有機溶剤中毒よりもはるかに強く、不安、無気力、脱力感、不眠、憂うつ、少しのことでカッとなる。

発汗、悪寒、吐き気といった不快感が現れます。

幻覚や妄想が強く出ることもあり、こうした不快感がつらいために、再び薬物に手を出すという悪循環が続き、中毒性精神病へと移行していきます。

今回は、ここまでです。

以上、Dr.半田晴久でした。

[関連記事]
Dr.半田晴久が薬物依存症について紹介します
(http://blog.ap.teacup.com/peddom3b/66.html)

[旬のワード]
夏目三久 地獄谷 木崎良子 辺見えみり バーナード・ホプキンス 煙霧 WBC 名古屋ウィメンズマラソン

[人気ワード]
河野智宏 志村けん 体調 半グレ スルクカフェ 牛肉どまん中弁当 パーソノロジー 叙々苑 法事ケーキ 口パク 歌手 グラヴィティヨガ

0 件のコメント:

コメントを投稿