2013年3月11日月曜日

Dr.半田晴久がアルコール依存症について紹介します 精神科薬

半田晴久 半田晴久の各種精神疾患に関する診断
Dr.半田晴久がアルコール依存症について紹介します

Dr.半田晴久です。

今回は、アルコール依存症についてDr.半田晴久が紹介します。

症状

長年にわたり多量のお酒を飲み続けると、血中のアルコール濃度が低くなると、またお酒を飲みたくなるという欲求が強くおこります。

その結果、飲まないと不眠や手のふるえ、発汗などの神経症状や問題行動が現れ、激しい場合は、痙攣を起こしたり、意識がもうろうとして幻視や幻聴を起こすこともあります。

そして、この飲酒欲求を回避したいために、アルコールに頼らざるを得ない状態をアルコール依存症といいます。

アルコール依存症のタイプには、次のようなものがあります。

単純酩酊タイプ。

気分が高揚し、よくしゃべる、気が大きくなる、そのうちにろれつが回らない、ふらつく、急に泣いたり、大笑いするといった、いわゆる酔っ払いの症状です。

これがエスカレートすると、次の問題行動タイプに移行することがあります。

問題行動タイプ(酒乱型)。

いわゆる酒乱タイプです。飲むと暴れたり、因縁をつける、からむなど、異常な行動をとります。

本人は部分的に、あるいはまったく覚えていません。

覚めたあとで周囲の人に酒席での行動や言動を教えられて初めて自分の醜態を知ります。

怠業タイプ。

飲酒時にはたいした問題行動はありませんが、二日酔いのため翌日の約束をキャンセルする。

仕事に遅刻するなどをくり返すタイプです。

主婦のアルコール症を「キッチンドリンカー」呼びますが、これは飲酒のために家事や仕事ができなくなるタイプです。

アルコール依存症では、日常生活、社会生活、身体面の障害など、アルコールがもととなった障害が現れます。

単純に「飲みたい」という欲求だけではなく、アルコールを飲まなくなると手の震え、不眠、発汗などの神経症状や問題行動が現れ、精神、身体面の両方で、アルコールとの依存関係が形成されていきます。

既にアルコール症に陥ったあとでも、習慣的な飲酒から依存症になった節目がわからないため、アルコール依存という認識がないまま、アルコール摂取を続けます。

治療をしないままアルコール摂取を続けると、肝機能障害などの内臓疾患やアルコール性精神病へと進行します。

今回は、ここまでです。

以上、Dr.半田晴久でした。

[関連記事]
Dr.半田晴久が薬物依存症の症状について紹介します
(http://blog.livedoor.jp/peddom3b/archives/25474917.html)

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