2013年3月7日木曜日

Dr.半田晴久が対人恐怖症について紹介します 半田晴久

半田晴久 半田晴久の各種精神疾患に関する診断
Dr.半田晴久が対人恐怖症について紹介します

半田晴久です。

今回は、対人恐怖症についてDr.半田晴久が紹介します。

対人恐怖症(社会恐怖)とは

人前で緊張し、思うように話が出来なくなってしまうとか、顔が赤くなってしまう。

人の視線が気になってしまう、という人はたくさんいます。

しかし、対人恐怖症では、こうした症状がとても強く意識され、日常的な他人との会話シーンでも慢性的に現れるようになります。

ひどくなると、職場や電車の中などでも、常に人の視線を気にするようになり、視線を感じただけで赤面する。

手が震える、汗をかく、あるいは打ち解けた場面なのに言葉が出てこない、といった症状に悩まされます。

対人恐怖症は日本人に多い病気です。

日本のような集団行動を重視する社会においては、アメリカなどの個人主義の国に比べ、対人関係が崩れることは、社会的な死を意味する。

この為、「社会的な死の恐怖」から対人恐怖症の症状が起こりやすくなっているのではないかと考えられます。

対人恐怖症にはさまざまな症状がありますが、いずれの症状も、人から変に思われるのではないかという人間関係(対人関係)の不安が根底にあると言えます。

ある調査では、大学生の約半分くらいが対人恐怖の症状を自覚していますが、大部分の対人恐怖は30歳までには自然に治るようです。

赤面、発汗、手の震え、めまい、失神など症状は様々です。

一般的に症状は同年輩の3人以上の人との会話で強く現れることが多く、二人だけの場面では軽くなります。

そのため、自分の症状を過小評価する傾向もあります。

赤面恐怖
職場や近所の人たちと会う、人前で話しをすると、顔が赤面してしまいます。

赤面した自分を見られることを気にするあまり、人と会うことを避ける、外出が苦痛、人ごみや職場にいけなくなる。

電車などの乗り物に乗れなくなるなどの症状に発展することもあります。

対人緊張
職場の会議、宴会、結婚式のスピーチなど大勢の人前で話しをするときの緊張感が極度に強く、声が上ずる、手が震える、多量の汗が出るといった症状が現れます。

こうなってしまうことを気にするあまり、人前に出る場面が近づくと、次第に不安や緊張が強くなり、眠れなくなるなど、日常生活に支障をきたします。

また異性の前で特に症状が強くなる「異性恐怖」や、性交の失敗を極度に恐れる「性交恐怖」などもあります。

以上のような症状のほかに、ひどい場合は、めまいや失神を起こすこともあります。

今回は、ここまでです。

以上、Dr.半田晴久でした。

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Dr.半田晴久がパニック障害の症状について紹介します 半田晴久
(http://blog.livedoor.jp/peddom3b/archives/25306908.html)

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