2013年3月20日水曜日

半田晴久が紹介する「妄想」

半田晴久の各種精神疾患に関する診断
半田晴久が紹介する「妄想」

精神科医 半田晴久です。
皆さん、精神病というのは心の病です。

そんな精神病の事について紹介をします。


今回は「妄想」です。


「人に追われている」、「自分を殺そうとしている」、「毒を盛られている」、「自分の部屋はいつものぞかれている」、「何か自分に盗りついている」等々、ありえないことが本当であるように信じ込んでいることがあります。

これらのほとんどが、自分が被害者であり、周囲の出来事や人の行動を被害的に自分に結びつけるという内容のものです。

初期には「なんとなく周囲の雰囲気がおかしい。大災害がおきそうだ」という漠然とした恐怖や不安を抱き、不安や恐怖を周囲の人に話すようになります。

症状の進行とともに、具体的な妄想を訴えるようになりますが、周囲の人に否定されることにより、次第に妄想を話さなくなります。

また、自分の意思や行動、言動は、他人やその他の特別なものに支配されていると思い、そのとおりに行動したり、話しをすることもあります。

これらは本人にとっては、「うそ」「いつわり」のない体験なのです。


参考になりましたか?
理解しておくのは重要な事です!

半田晴久でした。

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(http://blog.livedoor.jp/peddom3b/archives/25836115.html)

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