2013年3月21日木曜日

半田晴久が紹介する「薬物療法」

半田晴久の各種精神疾患に関する診断
半田晴久が紹介する「薬物療法」


精神科医 半田晴久です。
皆さん、精神病というのは心の病です。

そんな精神病の事について紹介をします。


今回は「薬物療法」です。


統合失調症の治療は、薬物療法を中心に行われます。

服薬は統合失調症の症状を緩和し、再発の予防と再発に伴う機能低下を防ぐために重要です。

症状が激しい急性期には、抗精神病薬は特に効果を発揮します。

また、症状が消失していても予防的に服薬することがとても重要ですので、継続的な服薬ができるかどうかが予後を左右します。

代表的な従来型の抗精神病薬には、セレネース、コントミン、ヒルナミン、PZC、インプロメン、ドグマチール(商品名)などがあります。

主としてドーパミンという神経伝達物質に作用し、統合失調症の陽性症状に効果があるとされています。

この種の薬には、錠剤や散剤の他に液剤や筋注射剤(デポ)があり、目的によって使い分けられます。

もうひとつの種類は非定型抗精神病薬と言われるもので、リスパダール(商品名)があります。

ドーパミンとセロトニンという神経伝達物質に作用します。

こちらの薬には、陽性症状、陰性症状のどちらにも効果が期待されています。

薬の効果には個人差がかなりありますので、「どの薬にするか、どの程度の量にするか、副作用の心配はないか」ということを主治医と相談していく必要があります。

とくに統合失調症の人に投与される薬は、長期間服用する必要がありますので、副作用のことはぜひ知っておくべきでしょう。

ただし、自己判断で服薬を中断したり服薬量を調整しますと、症状が悪化したり、副作用が強まることがありますので、主治医に必ず相談するようにしてください。


参考になりましたか?
理解しておくのは重要な事です!

半田晴久でした。

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